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事務所のこぼれ話 1
事務所ってね、たいしたことではないんだけど、
結構面白い話があるんです。
そういうの、これからちょこちょこ書いてきまーす。

忙しくなると、稽古場と打ち合わせと事務所の行き来
になってくるんです。
家になかなか帰れない日々。
竹内諒太はそんな時に、料理をしたり洗濯をしたり、
買い物に行ったりしてくれます。
ドレメンからは「嫁」と呼ばれています。
最近は、基本的に佐久間、洋二郎、僕、嫁の基本四人で
事務所にいることが多いんです。

稽古から帰ると、まあご飯になりますよね。
だけど徹夜が続いてたりして、事務所に戻ると
僕はそのままバタンと寝てしまったりするんです。
そんな時、「嫁」は料理をきちんと作って置いて
おいてくれるんです。
「ラップ」をまいて丁寧にお盆にのせて。
夜中起きてからお腹がすいた時の為に。

ですが、たまにない時があるんです。
勿論、食器はあります。
ラップもあります。
料理がないんです。
そうです。

さくちゃんが食うんです。

この前なんか、夜中に起きて、その時点では
ありました。
みんなすやすやと寝てます。勿論、さくちゃんも。
タバコが切れていたので、眠気覚ましに
コンビニに一人で行き、さあ帰って食べようと思ったら、

ないんです。
たった5分事務所にいなかっただけなのに。

言い訳の口癖は、
「あ、僕の分かと思いまして・・本当にすいません!!」
この台詞、正直何回聞いたことか・・。

彼の名誉の為に言っておきますが、彼はぽっちゃりしていますが
決して食い意地の卑しい男ではありません。
体調管理もしっかりしているし、節制もできるし、
人のものを無断で取ったりするような男ではありません。

真面目に偶然なのです。
真面目に間が悪く、しかも何故か僕のご飯を食べます。

さっきの台詞は、嘘ではないんです。
だから正直怒るにも怒れない。
ですが頭には来るんです。
だって僕の「嫁」の料理なんだから。

いつもやり場のない怒りがこみあげます。

佐久間さんは、先日メンバーブログで「頼もしい」
という事について語っていました。

頼もしさなんて別にいりません。
そのまま優しい、やわらかい人間でいてくれれば十分です。


俺の飯を食わなければ。

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