役者紹介 ラスト!
もう7月になっちゃってるね。
どれだけかかってるんだよ、って感じです。
遂にきた、ラスト。

さあ最後だ!


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田中良子です。


作品を創っていく過程で人に相談することって、基本的に僕は
ないんです。
劇団によっては、さまざまな形があるとは思うんですが、
集団としても僕らは話し合ったりしない。

その中で唯一、作品の中身を話すのが彼女です。
的確なんですよね、言うことが。
心に残るもの、切り取りたいもの、のコンセプトが
似ているんだと思います。きっと。

どんなに長い台詞や場面を与えても、一言一句間違えずに
次の日には完璧に覚えてきます。
そのルールを、これまで彼女は一度も崩したことがない。
そもそもそんなルールなかったんですが、
彼女がそうなので、劇団も自然とそうなっていきました。

これまで本当に一言一句完璧です。
膨大な数を。

実は、噛む日を心なしか待っている自分がいます。。

昔、邪魔してやろうと思って、1ページの長台詞を渡しながら、
飲みに誘いました。
朝までみんなと騒いで、次の日の昼。

ちゃんと覚えてました。
見事。

っていうか、何やってるんだ、俺。。


信頼してる、とかも言ったことありません。
普段はただの猫好きなウーパールーパーですし、
あんまり近寄ってきませんし。
だけど、僕が本を書く時点で唯一気を使ってる人間だと思います。
女性観や、創りたい物語のイメージを表現するのは
彼女ですから。
僕の価値観や、ANDENDLESSの価値観を彼女が表現している。

「看板」ってそういう事なんでしょう。



「シルバー」では、マシューの恋人・エミリー役。


これまで、「恋愛」においてドロドロしたものって
ただの一度もありませんでした。
もう50本以上のお芝居をやってますが、
精神的に辛い恋愛はなかった。

今回のコンセプトはそれだったんですね。

でもある意味、リアルなんだと思います。
だからこそ、その残酷さは描きたくないものでした。
マシューの行動を最後まで見終えて、彼は悪くない、
という意見が多かったに、僕はとても驚きました。

アンケートを一枚一枚読みながら、単純に驚いたのです。

人の生きてる数だけ、恋がある。
その中で伝えたかった想いと、伝えられなかった事実。
心の中に潜んでいる醜い気持ちと、隠している現実。

その痛みにも似たメッセージが、アンケートには
たくさんありました。

それを読みながら、作品を表現すること、舞台は観客と
体感していくことを改めて感じたんです。



「ゴールド」では、婦人クラリス役。


アガサ・クリスティ。
この世界で一番有名なミステリ作家には、
11日間だけ、空白の時があります。

11日間の失踪。

世間は大騒動になったそうです。
湖の湖畔付近から、彼女の車が見つかり、
夫のアーチボルト氏に殺人の嫌疑もかかりました。

アガサは無事に発見され、記憶喪失であったと語っています。
そしてそれ以後、生涯そのことについて口にすることは
ありませんでした。

二年後にアーチボルト氏と離婚。
その後、彼女は生涯を共にする考古学者・マックスと出会います。

あの11日間に、何があったのかはもうわかりません。
でもアガサは、私の人生は幸せであった、と語ったそうです。


この話を彼女にした時から、この「ONLY SILVER FISH」は
始まりました。

「残酷」なだけは、嫌だなぁと、彼女は言いました。


その言葉は、物語の救いとなるのだと、思うのです。


役者紹介 8
もう少しで終わる・・。
もう少しだ!


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メンバーの村田雅和です。

出会ってから、15年が経ちました。
僕が16歳、彼が15歳の時です。

高校の時に一度だけ戯曲を書いたことがあります。
たった一度。
それに出ているという珍しい存在。
どんな役か覚えていなく、この前、初登場の
台詞って何?と聞いたら、

「覚えてません。だけど、スライディングで舞台
 に出て来いと、言われました」

そう言ってました。

僕ははっきり断言できますが、僕の人生で出会った人の中で
一番の努力家はこいつです。

世の中に、センスというものが本当に存在するとしたら
当時の彼は皆無でした。
その彼が、今現在こういうポジションにいることは、
とても感慨深い。
だからワークショップの生徒に自信を持って教えられるんです。
数ある生徒でも、こいつ以上に下手な奴はいませんでした。

要領の良さは人間にとって絶対に必要なことだと思います。
ですが回り道が無駄な道だとは全く思っていません。

劇団を旗揚げした頃、色々な人に反対されました。

自分で言うのも変ですが、僕は比較的いつも評価されて
いたほうだと思います。
いつも傍にいる彼がぼろくそに言われていた事も、
良く覚えています。
ひどい言い方をすれば、邪魔だと言われました。

そしていつからか、この「村田雅和」は僕の挑戦にもなりました。
それは今も、これからも、です。

たぶん、僕が一番可愛くて、一番苛々する男。
怒鳴られた数も、笑った数もたぶん一番多い。

たぶん、これからも変わりはないと思います。


「シルバー」では、親友「ロイ」役。


彼の性格と正反対の役でした。
嫌味のない男、っていう点では一緒でしたが。
やりながら、「こいつ嫌い」って言ってました。
そういうことを、空気も読まずいえる彼を
みんな尊敬しています。
でもそれは大胆でもなんでもなくて、何にも考えてない
だけです。

そしてみんなもそれを知っています。

余談ですが、きのう中華屋で食事をしていた時の事。
とうもろこしのちっちゃい奴みたいな、食材
あるじゃないですか。
食べながら、「これなんていうんだっけ?」
と聞くと、

「これはね、もろこしって言うんじゃないかなぁ、確か」

絶対呼ばないから。


「ゴールド」では、主人公マーティズ役。


希望のある物語でありたい。
旗揚げから変わらぬテーマです。
どんな残酷さの中でも、一つでいい。
光があって欲しいなと。

それがこの役です。

現実に明日、生きていく力を。
そういう物語を、いつまでも。

これからも出てくるような、大事な。

僕の物語の主人公です。

役者紹介 7
今回は2005年入団組。


彼らは、初めてのワークショップからメンバー
になった世代。
最近、ようやっと違和感がなくなってきたなぁ
と思っています。
さらりといきましょう。


まずは、


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岩崎大輔です。


今、一番伸びて欲しいなと思っている男。
かなりいいものを持ってるんです。
潜在的に。
僕の直感的にも。
普段はただのゲーム好きな男ですが。

すごく気の優しい一面があって、ワークショップ
でもいつも皆から相談されるいい兄貴分でした。
すごく気の小さい一面もあって、僕に何かの用事で
呼び出されると怒られるんじゃないかと思って、
いつもびびっています。

芯の強さが、これからの鍵。
厳しく、これからも見守っていきます。

「シルバー」・「ゴールド」共にパーカー役。

実はこの「ONLY SILVER FISH」というコンセプト。
これからも続けていきたいなと思っています。

過去を振り返れる魚というキーワードで
また別の話を創っていきたい。
別の劇作家さんたちとも考えています。

その中で決まりは、この魚と、そして執事の
パーカーだけです。



続いては、


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安藤繭子です。


彼女は本当に不思議な子。
普段は物静かな子なんですがたまに話す言葉が
とても面白い。

はっきり言ってしまえば変わり者なんですけど。


辛い顔を見せたことがないのが、彼女を語る上で
一番大事な事だと思っています。
一度も見せません。

男って、結構実はもろかったりしますよね。
それはうちのメンバーにも言えることで。
古い奴も新しい奴も結構もろい。

だけど、この子は一生懸命踏ん張っている。

それがある限りは、大事にしようと思っています。


 「シルバー」では、老婦アガサ役。


稽古場で出番が遅かったものですから、いつも稽古場に
ぽつんと座っています。
ふと見かけて、あまりにも見事なポツン具合に僕は
笑ってしまったんですね。
次の日、たまたま良子と帰りに話しているときに、

「繭子がね、きのう言ってたんだけど・・たぶん西田さん
は私の存在を忘れていましたよ、って。」


変わってますよね、こいつ。



そして今日の最後。


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竹内諒太です。


こいつに関しては、細かい事は言いません。
矢面に立てば、それだけ厳しい風も受ける。
それでこいつが倒れるならそれまでのこと。
これからもいっそう厳しい風に立たせてやろう
と思っています。



一つだけ。
ワークショップの野球大会。
僕の人生で、僕から二打席ホームランを打った奴は
いません。


「ゴールド」では、人のいいビクトール役。


この役、稽古場で一番人気がありました。
こういう男性こそ、強い男なのかなぁと最近
思うことがあります。

男らしさって言葉じゃない気がするんですよね。

それは書いてて、思った事です。



全然余談なんですが、この前僕の大事な書類が
早急に必要になって事務所を探したんですけど、
どうしても見つからなかったんです。
諒太は不在で、その場にいた洋二郎とずっと
探してるんですけど、見つからない。
さくちゃんに電話しても全く見つからない。
制作の三人に連絡しても見つからない。

二時間がたち、約束の時間が迫ってくる。
パニックになりかけたとき、諒太から電話。
慌てて聞くと、


「ああ、あれはあそこの戸棚の二段目です」


10秒で見つかりました。


結婚ってこういうことかなぁ・・って、ちょっと
思いました。







役者紹介 6
どんどんいきます。

この方、


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徳秀樹さんです。

写真はでかいですが、実物もこの写真くらいです。
原寸大です。(ちょっと嘘です)

実は徳さん当日のスケジュールがあわなくて、
一人だけ撮ってないんです。

居酒屋の「庄屋」にはイカとかがいるので、
その前で一人で撮ってもらおうという案も
浮かんだのですが、それじゃあんまりだ、と本人
が言うので、後日別の水族館で撮影しました。

徳さんと出会って、実はまだ3年ちょっとです。
もっと前から知っているようなそんな気がします。
僕にとって、とても大事な人です。

ほぼ同年代。
さりげなく、場の空気を考えている人。
この人の逸話は、いっぱいありすぎて
いざ文章にすると、なかなか浮かんできません。

顔も端正ですし、たたずまいにも落ち着きがあるし、
口だけの男じゃない。
「魂」を持っている男だな、と思います。

俳優として一番好きだな、と思えるところ。
相手を見て、相手に直接気持ちを伝える。

それは当たり前の事ですが、中々それはできないもの。
実は難しいことなんだなと思います。
人は常に、周りの状況を考え、人と接しています。
日常は「演技」の繰り返しのような気がするのです。
ですが、この人はそれが当たり前のようにできる。
さらりと。当たり前のように。

これ、たいした人だなぁ、といつも思っています。
本人には言ったことがありませんが。


「シルバー」では、エミリーの兄・ケビン役。


この役、実は最初ケインだったんですね。台本にも
序盤はそう書いてあります。
ですが途中から打ち間違えてケビンになってました。
台本が全て終わり、皆から指摘されて気づいたので、
「あ、ケインに直してください」と、伝えると、
「え・・・ケビンで演じていたんだけど・・」
と、本人は言いました。
じゃあどっちでもいいや、と伝えると。
「そんな寂しいこと言わないでくれ」と、寂しそうな
目をします。
それに反省し、ケビンになったというエピソード。

この作品において、一番いい加減な彼が、一番まともで
あるという構図を創りたかった。
徳さんとは、数本芝居を一緒にやっていますが、これほど
スムーズに稽古が進んだことはありません。
イメージ通り、でした。

最後の場面、彼がいなければ誰も何もできない、という
空間になっていたと思います。

それは、普段徳さんが出してる空気と同じものです。


「ゴールド」では、刑事・ブラント役。


クラリスとブラントとの最後の場面。
物語の最後の会話。

これが、一番始めに書いた場面です。
そして、二つの作品でもっともやりたかった場面。

この場面を表現したくてこの作品を創りました。


「本当、散々な一日」

「まったく」


この二つの台詞。
やり直しは、この言葉でできると思います。
簡単な失敗も、大きな人生も。


悲劇を悲劇と捉えるのは寂しすぎるから。


両方の役を演じ分けてもらったんですが、両方どこかの
場面で共通を創ってほしいとお願いしました。
これも、さらりと。
本当にたいした人です。

あ、余談ですが。
メンバーや、ゲストの女性の方に、本当もてるんです。
みんな、いいなと言います。
なんかそれって凄いですよね。

僕も女性だったら、いいなと、思うかもしれません。
たぶん一週間で別れますが。
何故かと言うと、徳さんの家の玄関には自分の写真が
飾ってあるという話を聞いたからです。
(徳さん、ばらしちったぜ!!!)

あんまりいい話ばかりだと、調子にのりそうなので。
こういう終わり方にしたいと思います。


続いては、


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メンバーの中川えりかです。


ちなみに、徳さんの写真を撮ってくれたのは彼女。


最近、大人になったなぁと感慨深く思うことがあります。
出会った時は彼女が18歳。
ただの松ぼっくりでしたから。。

彼女を通して、いつも感じることがあります。
それは「劇団」であるということ。

表に見えない、維持していくことって実はすごくあって。
そんな重い部分をいつも軽々とやっていってくれます。
今になってわかるそんな場所の大切さを、ずっとやり
続けてくれてたんだなぁと。
たぶん、彼女がいなくなると不都合な部分が山ほど
あります。

全く、そんな素振りを見せませんが。
8年間、僕に対しても全く変わらないスタンス。
仕事をしながらあくまで俳優として接するスタンスは、
尊敬できる。
さくちゃんなんかは、僕のいない所では、
「あの、にっさんがさ・・本当困るんだよ」
呼ばわりですから。

僕らの芝居を何よりも大切にしている。
だから簡単には折れないし、こっちも折れられ
ません。
それは間違いなく強さです。
何年かごとに発する「ダイエットしますっ!!」
発言も、許せるってなもんです。


全部がおおまかにできる。
だからこそ、さらにそこを超えてくれると。
今本人が一番、気にしているところかもしれません。


「シルバー」では、エミリーの友人・セシル役。


この役、全てを冷静に見つめている役です。
そして、こんな人いるんじゃないかなぁって。
僕の中では、一番リアリティを意識した役です。


彼女は元気のいい役も、頭のいい役も両方できるんですが、
それは両方とも自分が持ってるものなんですね。
だから、よりスマートに、ということを注文しました。

ただ、ダイエット発言が、その言葉を受けてかどうかはわかりません。


役者紹介 5
大変遅くなってしまったんですが、バースディカード5月、6月
の方へ書きました。
遅くなって本当にごめんなさいっ。
特に5月の方、本当ごめんなさい。
遅れたぶん、思いを込めましたので許してください。

あと、アンドレの話になるんですが、なんか原因不明でサイトが
見れないようなんです。
今問い合わせしてるみたいなので、もう少し待ってくださいね。


では役者紹介。
今日は新人4人です。

新人にコメントを長々と書くのはあれなので、
短めに、一気にいきまーす。


まずは、


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一内侑です。

こいつ、たぶん劇団員の中で一番優しい男です。
それは入団してから気づいたこと。
ワークショップ生の時は、やんちゃな男だと思ってた
んですが、近く一緒にいると別人みたいに見えます。
狂気みたいな部分も持ってると思うので、
もし良かったら注目してやってください。

「ゴールド」では、アーシュラの婚約者ペイトン役。

この役は優しい役で、ただ頼りないだけじゃない。
そしてそれは、彼そのものです。
普段どおりやれと、言い続けました。

たまに必要以上に優しく、「オカマ」と呼ばれてましたけど。


続いては、


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矢口雄です。

実は矢口、結構度胸あるんです。
こうみえて。
物怖じしないところがあるんですよね。
声は、アニメ声ですけど。

そういう部分が出てくると、すごく面白くなる。
期待はしてるんです。。

「ガーネット」のトークショーでもはなしてたんですが、
今まで言われた一番きつい駄目だしは?の問いに、
「このオカマが!!」だと、言ってました。
覚えてないですけど。

一内と矢口、同じ「ユウ」コンビ。

二人のニューカマー!!期待してください。

すいません。。

「ゴールド」では、アガサの秘書・ヒューズ役。

実在の方です。
若いのに有能であった方。

出番は一場面。
袖で、いつも書類を持つ手が震えていました。

度胸と緊張の混同。

その気持ちを忘れないで欲しいなぁ。



続いては紅一点、


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宮本京佳です。

お芝居を大切にしてる所がとてもある。
極度の負けず嫌いですが。
男子と違って女子は、あんまり喋らないんですよね。
特に彼女と繭子はワークショップからですから、
いまだに仲間よりも先生みたいな関係が強いかもしれません。


だけど忘れられないエピソードがあるんです。

彼らが入った初めての公演、「ガーネット」で
稽古も終盤に差し掛かった頃の話。

どうしても演出的に行き詰まってる所があって、
稽古は昼からだったんですが、2時間くらい前に
稽古場に行ったんです。
なんかリフレッシュしたくて。

稽古場に入ると、彼女が掃除をしていました。
強制でも何でもなく。

あ、劇団っていいなと、久しぶりに思った瞬間でした。


「ゴールド」では、エヴリン役。


繊細さがこれからの鍵になると思います。
彼女にとって。
それがアンドレだと、思っています。


彼女もまた2年後、どうなっているか。
楽しみです。


次は伊藤寛司。


こいつ、写真がありません。
なぜなら遅刻しやがったからです。
このやろう。


一年目のワークショップからいる奴ですが、
実は最初に目をつけたのが寛司でした。
足りないものが本当の少しだけあって、
一年目は落ちました。
そしてこいつは、秋田に帰りました。
相当悔しかったんだと思います。

惜しいな、と正直思いました。
ですが、それも出逢いです。
ここで引き止めてもしょうがありませんし、
甘い言葉で繋ぎとめても意味がありません。
僕らは「船」に乗っていて、
そこに必要な人間はいることが「必要」でなければならない。
それがずっと守ってきたルールです。

二年目の春になり、こいつは実家から
ワークショップ受講希望を送ってきました。
こいつだけは厳しくするぞ、と心に決めました。
駄目なところを許さない。
こいつは本気で入団を狙っていることを知っていたからです。

もう一度、駄目だと思ったらそこで今年も終わりだと、
本人にも伝えました。

そしてこいつは、ただの一度も弱みを見せませんでした。
本番前に入団させると決めたのは、後にも先にも
こいつだけです。


と、こーんないい話を書いてやってるのに、
こいつは撮影当日遅刻しています。

入団はゴールじゃないぞ、ひろし!!!
てめえこのやろう!!!



新人、どうかよろしくお願いします!!

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